忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

戦闘的な。

時には刺激も必要と言うことで。
大魔法師は健在ですよと。
魔法剣士も頑張ってますすよと。




クインシーとレッドに留守を任せ、アエルロトを伴に必要な資料を取りに出向くことになった。始めは出すのを渋ったマナルス山の人々を説得するのはある意味で簡単で、ある意味で難しかった。特に彼をやや過保護に守ろうとする黒髪の―イザンと言うパルティオを説得するのに骨が折れた。アエルロトからの助言がなければまず無理だったのではと思わせる。
結果的にそれを説き伏せ、こうして二人で歩くことができるのは満ち足りたもので。

しかしいつ何時でも、邪魔と言うものは必ず入るものだった。
「クロモドさん。」
「どうした?」
「付けられているようです。」
アエルロトの控えめな声に視線を向けずに注意を向ける。後方から伺う影が4つ。しかしそこに人のような組織的な動きを感じなかった。
「モンスターか。サロマン族ではなさそうだな。」
気配が近付くのを感じ、クロモドはアエルロトの手を引く。
そして前方へ押しやると、背後を振り返って手早くシールドを張った。軽く身を丸め、素早く火炎旋風を放つ。範囲の広い炎が、近くまで来ていたモンスターを薙ぎ払った。即座にグラヴィテージョン、バーニングフィールドを唱え、追撃を防ぐ。気配を感じたのは4体だったが、攻撃が始まるとすぐにモンスターの数は増えた。
「ブリザード!」
息を吐く間もなく、魔法の連打。それでもクロモドが体力を落とすことはない。息一つ乱さず、強力な魔法を打ち立てる。
前方へもう一度追撃を防ぐためにシールドを張った時、すぐ後ろで息をのむ音を聞いた。
「…!ダークネスシールド!」
アエルロトが側面からスキルを放った。すぐにモンスターは倒れ、絶命した。周囲を見渡し、モンスターが残っていないことを確認してクロモドは振り返った。
「油断したな。礼を言う。」
「いえ、お互いケガがなくて何よりでした。」
互いに損傷がないのを見てから魔法解除を唱える。アエルロトもキュアフィールドを唱えて万全を整えた。
「久しぶりに、緊張しました。」
「今までが順調すぎたな。」
そんな言葉を重ねながら道を歩く。地図を広げ、付近の散策も行った。とにかく二人で歩くと半端なく寄り道が増える。

「遅いわね。また寄り道かしら。」
クロモド邸で窓の外を見ながらクインシーが一言。
「まあ、クロモドが予告通りに帰ってきたことなんて一度もないけど。」
レッドがその横顔を見ると、言葉とは裏腹に表情は明るいものだった。

地図を広げていたアエルロトがクロモドを振り返る。
「クロモドさん、また予定より2日ほど帰るのが後になりそうですよ。」
「そうか、それも仕方がないな。それよりアエルロト、これはどうする?」
新たな地図と、魔術書を手にしたクロモドへ向き直りその手の内を覗き込む。
「おや、地図は新しいものですね。こちらの本はクロモドさんがお持ちのものの方が最新です。買うのは地図だけでいいでしょう。」
「そうか。ではこれを頼む。」
本屋の店主へ代金を払うクロモドを視覚に入れ、アエルロトはルートの確認をした。船に弱いクロモドと共に行動するには陸路は外せないからで。
「行くぞ、アエルロト。」
「はい、クロモドさん。」
増えた荷物を二人で分け合って、再び新たな目的へと。


拍手

PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

カレンダー

11 2017/12 01
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

プロフィール

HN:
サキ
性別:
非公開
自己紹介:
サーバー:アテナ
遠征隊名:非公開
宛もなく流離う放浪者
クロモドとアエルロトが好き過ぎる人です

ブログ内検索

カウンター

アクセス解析

バーコード